道端に咲き誇るシャガの花を楽しみながら「草鹿野」の看板に戻り、左に曲がって県道783号土屋原飯高線を走る。
多良木集会場近くのY字路で左に曲がると、程なく左手に多良木神社の鳥居と祠である。 なおも進み、山荘近くのY字路で車を停める。 右のダート路の林道・作業道奥の山線が滝へと向かう道だが、かなり荒れており、少々進入がためらわれる。 ここから歩いて15分と聞いていたが、四輪駆動に切り替えて車を乗り入れることにする。 幸い荒れているのは林道入り口付近のみで、数分ほどで難なく終点の駐車場に到着した。 駐車場の奥から続く山道へと足を踏み入れる。 程なく山道は谷へ降り、川原歩きとなる。 右から枝谷が合流してきたところで眼前に立ちはだかる堰堤は、右のヤブの中をかき分けて巻き越える。 堰堤上の川原に降り立つと、左右から水音が聞こえた。 多良木の男滝・女滝であろう。 まず右の男滝を拝む。 落差10m程の直瀑である。 台風による土砂崩れで谷の流れが変わってしまい、昨今ではほとんど涸れ滝になってしまったそうだが、そそり立つ岸壁の迫力はかなりのものである。 (2005年5月9日) |