白山町のホームページを見ると、「布引の滝」というのがあった。 「青山高原の一角にあり、山間を縫う一筋の流れ。特に、新緑や紅葉が美しい。四季の彩りが鮮やかな周辺は、ハイキングコースにもなっていて楽しめます。」とある。 白山町役場のまちづくり政策課(TEL 059-262-7012)に電話をかけて、詳しい場所を聞く。 松阪から国道23号線を北上し、津に向かう。 ジャスコサンバレーの信号交差点で左折し、国道165号線に入る。 20分ほど走って、役場の人に教えられた通り、カーショップ「R165」のところから右折する。 しばらく坂を登っていくと、「メモリアルパーク青山」に着く。 ここで「布引の滝」の看板を発見した。 車をハイキングコース脇の広場に停め、リュックと三脚を背負って歩き出す。 松林を40分ほど抜け、布引の滝展望台に到着する。 この布引の滝は、三重県には多い連瀑で、一番上が霧生滝、二番目が飛竜滝、三番目が大日滝だそうだ。 山の中に、長くて白い布を引いたような、不思議な光景が広がっている。 写真ではうまく伝わらないが、この“奇観”はなかなかのものである。 展望台から200メートル程階段を降り、滝の近くに行く。 渓流美を堪能しながら、ゆっくりと大日滝の近くに行く。 逆くの字に落ちる、かなり豪快な滝である。 三重県の滝は、修験道や密教の信仰の対象になっていることが多く、密教の仏様・不動明王の名を冠した滝も多い。 この大日滝の名も、密教の最高仏・大日如来にちなんだものだろうか。 |