余り知られていない滝だが、なかなかの名瀑らしい。 「瀑悠紀行」のオトマッキーさんに情報を頂き、早速でかけることにする。 ついでに他の滝も見てこようと、白山町役場に電話をかけて、瀑悠紀行のデータベースにあった他の滝のことも聞いて見る。 データベースにあった関ノ宮の岩松滝と谷峪川の大滝・小滝は不明だが、関ノ宮に「河内の滝」というのがあるとのこと。 滝坂大滝と河内の滝の二つを見ることにして松阪を出発する。 県道15号線「久居美杉線」を西に向かい、スーパー「ニューライフ家城店」の信号交差点で右折する。 途中白山高校や県立一志病院の前を通り、突き当りを左折して県道29号線に入る。 城立(じょうりゅう)というところに入ったところで、土地の人に道を聞いた。 「滝?滝なら、二つあるけど・・・そこの道路工事現場の裏手が滝坂大滝で、さっきの三叉路(29号線に入るところの交差点)の近くにあるのが藤の滝言うんやけどな。」 その工事現場に行くと、確かに滝の大きな音がする。 しかし、看板等目印になるものはまったく無い。 なんとか降りるところを見つけ、滝へ降りていく。 滝坂大滝を拝む。 確かに水量も多く、なかなかの名瀑である。 水に複雑に侵食された岩が美しい。 花崗岩の柱状節理の見られるところは、滝の宝庫であることが多い。 赤目四十八滝がその良い例である。 探せばまだまだ美しい無名滝が多く眠っていそうである。 |