名阪国道を上野インターで降り、上野市街地に向かって北上する。 オートバックスのある信号交差点で左折し、国道163号線を進む。 サークルKの信号交差点で右折し、県道138号信楽上野線に入ってしばらく道なりに走る。 高倉神社近くの十字路で右折、二車線道路の国道422号線へ入ってしばらくすると、道路の左側に大きな案内板が見えた。 案内板によれば、この補陀落(ふだらく)の滝は首落の滝・不動滝・那智の滝などの別名があり、源平盛衰記にも記載のある歴史のある滝のようである。 なお、補陀落とは仏教用語で、観世音菩薩の住む山の名前とのことである。 案内板に従って国道422号線を進み、不動橋の近くで車を停める。 橋を渡ったところで右の小道に入ると、「補陀落の滝50m」との道しるべがあった。 遊歩道を歩いて、程なく補陀落の滝へ着く。 落差5m程の直瀑である。 「首落の滝」との別名は、この滝の水勢が余りに強く、首を落とされそうな程であるから付けられたと言う。 首が落ちるというのは大げさにしても、なかなか水量の多い、迫力のある滝である。 長い年月をかけて、丸くくりぬかれた滝壷が美しい。 |